旧ブログの過去記事より、最もアクセスと拍手数が多かったSSを再投稿します。
佐々木愛(王者)VS綾小路フラン(挑戦者)
「超ヘビー級 完全決着マッチ」
<あらすじ>
綾小路フランと佐々木愛はライバル関係になってまだそれ程の時間は経っていない。
しかし、この2人の間には深い深い因縁があった。
愛がフラン主催のトーナメントで優勝し、フランの王座に挑戦をしたのがこの物語の始まりだった。
1度目の試合では、国内最強クラスの綾小路フランのパワーに成す術もなく、圧倒的な力差で愛が失神&3カウントで叩きのめされた。
その後、愛はフランに再戦を要求。
その条件がフランの娘である綾小路マリを倒す事。
若さ弾けるパワフルでスピーディーな動きを得意とするマリ。自分の弟子と同年代の彼女に辛くも勝利した愛はフランとの再戦を果たす事になる。
2度目の試合。 愛とフランの試合は熾烈を極めた。
1度目の試合では圧倒的に叩きのめされたが、フランに勝ちたいという執念が愛を成長させていたのだ。
結果は愛がフランから3カウントを奪い、王座が流出することとなった。
3度目の試合。愛がフランを死闘の末、下し2連勝となる。
「もう時代は終わった」「かつての女王」とフランを酷評する者も見えはじめる。
その試合から半年。
愛はその間ベルトを3度防衛し、精神的にも肉体的にもフラン越えを完全に果たそうとしている。
一方のフランも愛からベルトを取り返したいという一心でトレーニングを積んできた。
愛がまたフランを倒し完全にフラン越えを果たすか?それとも、フランが愛を倒し再び王者として君臨するか。 それはこの試合の結果次第だ・・。
【因縁の対決】
『4度目の因縁の闘いの火蓋が切って落とされるーッ!』 まくしたてる実況。
これから始まろうとする激闘を前にして、 まるで時限爆弾のように試合開始のゴングを待ちわびる観客たち。 会場内は、かつてない熱気に包まれていた。
「今日こそ・・そのベルト返していただきますわ。」
「このベルトは・・もう、わたしのものです!絶対に渡しません!」
「力ずくでも、奪ってみせますわ!・・・・必ず。取り返してみせる!」
『守り抜こうとする愛選手、奪い返そうとするフラン選手、果たして勝利の女神はどちらに微笑むのかー!?』
カーーーーン!!運命のゴングが、鳴り響く!
がっつりと組み合う両者。 パワー自慢の選手同士、己の力を相手に見せ付けるべく、正面から組み合う。
『ばらく均衡していた力比べでしたが、やはり、パワーではフラン選手に分があるか!? フラン選手、愛選手をロープに振ったぁっ!』
「そぉぉぉれぇぇっ!!」
「うああっ!」
ロープワークをこなして戻ってきた愛に、強力なラリアートで迎え撃つフラン。
愛の身体が空中で180度回転し、マットに叩きつけられる。
果たして、この激闘を制する者はどちらか・・・。
【元・絶対王者のパワー】
フラン選手が愛選手をアルゼンチンバックブリーカーに捕らえたぁっッ!!』
フランが愛の背中を無理に反らせるため、揺さぶりをかける度に、両者の艶肉が揺れる。
「あぐぁあああっ!!はぁうぅううああ!!」
「さすが愛さん・・重いですわぁ・・!でも!私の敵ではありませんことよ!!」
愛の超ヘヴィ級ボディを担ぎ上げるフラン。
パワーファイターであることを全員に見せつける、説得力のある攻めに会場がざわめく。
両者、全身の肉をこれでもかと揺らしながら、攻防を続ける。
【現・王者の猛攻】
『先ほどのアルゼンチンバックブリーカーのお返しとばかりに、愛のカナディアンバックブリーカー!
王者として、このベルトを守り続けた愛選手、簡単にやられるわけがない!』
動きが鈍った、フランへロープワークからの・・・ニーキック!
「やぁああ!!」
「ぐはぁあっ!!」
あまりにも強い衝撃がフランを襲う。
愛の猛攻が続く、フランを起こしてバックドロップ!
豪腕でフランをなぎ倒す愛。
激しく、肉と肉がぶつかり合う!!
再び膝!愛の蹴り技が冴える!
フランの頭部を破壊するつもりだーッ!!
愛のツームストンパイルドライバー! 脳天がマットに突き刺さる!
たまらず大の字ダウンしてしまうフラン!
「んぅおおぉああっ・・・?!・・・あ・・・・はぁ・・・」
「まだまだぁ・・・これくらいじゃ、終わりませんよぉ・・!わたしはぁ、あなたを越える!」
【パワーボム合戦】
「超ヘビー級パワーファイター」の名をほしいままにする両者。
パワーファイターの代名詞の技のひとつとして、パワーボムがある。
これは偶然にも両者の得意技でもあった。
「自分のパワーのほうが上だ。あなたよりも私のほうが強い」
そう相手に主張するかのように、パワーボムの投げ合いが始まった・・・。
フランのパワーボム!
愛のパワーボム!
再び、フランのパワーボム!
愛のパワーボム!
フラン、三度目のパワーボム!!
さすがの王者・愛もこれ以上は耐え切れない!
動くことさえままならないほど、消耗した両者。
攻めているはずのフランも苦しそうだが・・・愛を無理やり起こすと・・・
トドメのパワーボム!! しかし、カウントは2,5!仕留め切れない!
【ダブル・ダウン 泥仕合】
ベアハッグで意地の張り合い。肉を押し付けあう両者。
豊満熟女が抱き合いながら、悲鳴をもらす姿は官能的で、場内の観客を興奮させていた。
互いに、相手のプライドを粉砕するまでは放さないと、必死で抱きしめあう。
「んぐぅ・・んぁぁぁあああ!!ギブアップ、したっ・・らぁ・・どうですかぁ・・!限界でしょぉ!」
「ぐはっ・・ぐぅぅうう・・・そっちこそぉ、ギブアップした方が、身のためですわよぉっ・・!」
決着はつかず。 力尽き、両者ダウン!先に起き上がるのは・・・?
ロープに爆乳を乗せ、お尻をくねらせながらも、必死に。 先に起き上がったのはフラン。
グロッキーな愛をバストナックルで攻め・・・
サウナバストスリーパー!
自身の体重、体温、汗で濡れたボディを使って対戦相手を窒息+蒸し責めにするフランの必殺技のひとつが炸裂。
決着かと思われたが、愛の反撃
「たゆん攻撃カウンター・ベアハッグ」!
フラン、流れが掴めない!これも決定打にはならず!
サウナバストスリーパー脱出からのベアハッグ+α攻撃により、綾小路フラン、ダウン!!
愛はロープを掴み、必死に起き上がる。
【必殺!エンジェルバインド】
愛がフランをフルネルソンに捕らえた。
多くの巨乳・爆乳レスラーを葬り去ってきた、愛の必殺技の一つ「エンジェルバインド」が完成する。
上下左右に振り回され、極められた肩が千切れてしまうような、砕かれてしまうような痛みがフランを襲う。 そして、暴れ狂う自らの双球が何度も何度も顔面を打ちつけることで脳が揺れ、意識を保つことができなくなってくる。
「はぁっ・・はぁっ!ギ、ギブ・・・アップぅ?!」
「いやぁぁ・・!!ノォ・・ノォォォーー・・ですわあああ!!!」
エンジェルバインド・・いや、ゴッデスバインドでフランのKOを狙う。
しかし、元・王者のプライドはまだ折れない。
悲鳴を上げながらも耐える・・!
呼吸を激しく乱しながらも耐え切ったフラン。 愛が両腕を放し解放すると、前のめりに倒れるのであった。
【ベルトへの想い】
『エンジェル・・いや、ゴッデスバインドの威力の前にすでにKO寸前のフラン選手!立ち上がり、反撃は出来るのかーっ?!』
あまりのダメージにもはや勝負あったかと思われたこの試合。 しかし、フランのベルトへの想いがそれを良しとはしなかった。 フラフラになりながらも立ち上がり、愛へと向かっていく。 フランは愛のラリアートを受けきると・・・120センチ超えのバストを愛の頭部へと打ち込んだ。
ダイナミック・バストナックル!
愛の脳をこの一撃で完全に揺らすと・・・
フェイバリットホールド!「ダイナミック・フラン・ボム」!!
愛のお尻の上に、フランの豊満なバストが乗っている状態で着地・インパクトを与えるこの技は、 二人分の体重を相手の後頭部から首にかける非常に強力だ。
『決まったーーッ!逆転のダイナミックフランボム!!』
カウントは・・・ ワン ツー
『まだ決まらない!愛選手、かろうじて肩を上げました!ダイナミックフランボムを耐え切ったーー!!!!』
フランの自分の団体のベルトを取り戻したいという強い想い。
一方の愛も、ベルトへの想いが強いのは同じだ。可愛い弟子のため強いチャンピオンでありたい。 最強のパワーファイターでありたいという願いが彼女を突き動かす。 たとえ、もう力が残っていなくても、どんなに大きなダメージでもだ。 愛は起き上がり、まだ緩慢な動きのフランを掴む。
愛の最大の必殺技、愛バスターが完成した。
【超ヘビー級対決・完全決着マッチ 決着】
愛バスターの後、フランはもう力尽き、愛のなすがままの状態となった。
しかし、フランは試合を諦めず、やられては立ち上がり、やられては立ち上がりを繰り返す。
愛ドライバー 脳天の着地と同時に、フランをM字開脚にすることでさらにダメージを与える愛の必殺パイルドライバー!
愛ボム ダイナミック・フラン・ボムと同じく、相手のヒップに豊満なバストを乗せ、2人分の体重をかける必殺パワーボム!
愛バスター 股裂き+首への衝撃により相手に大ダメージを与える。愛最大の必殺技だ。
そして、愛バスターでも倒しきれなかった相手を確実に仕留めるために生まれた必殺技。
愛ストレッチ。 愛自身も体力の限界だ。この技で、絶対に絞め落とす!
「・・・ひぐっ・・・!!・・ぁ・・・あがっ・・・・ぁぁ!」
「もう・・・これでぇ、眠ってぇぇ・・・!!ぇぇええええええええええええ!」
「もう、・・・もう・・・あな・・たのぉ・・・負けですぅ・・・っ・・・」
「んぐぁ・・・はぁぁっ!・・・ぐごぉぉっ・・・あがっ・・・はっ・・・・!!」
「・・・・・・・・・・はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・・ぁ・・・・ぁん・・・・・」
ガクンッ!!
力尽きたのは、愛だった。
どろどろのグロッキー状態になりながらも、愛の背後に組み付いたフラン。
愛を背後から変形リップロックである「バック・キス・スリーパー」に捕らえた。
「はぁっ・・・はぁっ・・・・!」
「ぁ・・・・んぁ・・・ぁああ・・・・はぁあああ!!」
双球をこねくり回し、スリーパーで締め上げ、呼吸をリップで塞ぐ。
3重苦に愛の悲鳴が上がる。 あまりに強力な複合技の前に、力尽きた愛に反撃する術はなかった。
「これでぇ・・・じゅるっ・・・ぺちゃぁ・・・終わり・・・ですわぁ・・・・むちゅうっ!!」 「んぁぁ・・・・・ぁ・・・・・いやぁ・・・・・・・」
死刑宣告のあと、リップ・たゆん・スリーパーにより、意識が朦朧としている愛を フェイバリットホールドの体勢にて担ぎあげる。
凄まじく重い・・・。しかし、フランは持てる力を全て振り絞り、この長い長い闘いに終止符を打つ!
「ダイナミック・フラン・ボム!」
「ぁ・・・あああ・・・んぐぅぉぉおおおおっ!!がはっ・・・!!」
「愛さん、これで終わりにしましょう・・・・・・最後のダイナミック・フラン・ボムですわぁぁっ!」
「んぐはぁぁぁっ・・・・・・・・んぁ・・・・・・ん・・・・・・・・・・・ぁ・・・・」
ワン
ツゥ
スリーー!!!!
カンカンカンカンカン!!!
『長い長いこの闘いについに決着!!強力なライバルである佐々木愛を下し、 綾小路フラン、王者に返り咲きました!』
●佐々木愛( 80分45秒 ダイナミック・フラン・ボム→3カウント・失神KO )綾小路フラン○
佐々木愛が5度目の防衛に失敗。綾小路フランが超ヘビー級王者となる
コメント
絵も文章もボリュームたっぷりですね!
試合の内容も激しいだけでなく豊満な身体を活かしたセクシーな展開もあって
愛さんとフランさんの魅力がこれでもかと伝わる素晴らしい試合でした!
TK-X様
コメントありがとうございます!
旧ブログのコンテンツの中で最もボリュームのある記事でした。
新ブログでも熱いファイトを作り公開していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。